小田実氏とホメロスの「イリアス」

小田実氏とホメロスの「イリアス」に関する記事です。

 
2007/06/12(火)

瀬戸内寂聴さんと小田実さん


「今日の記事」ではありませんが、中日新聞(東京新聞)夕刊の瀬戸内寂聴さんの連載エッセー「あしたの夢」を、いつも興味深く読んでいます。最近の連載で、瀬戸内寂聴さんと小田実さんとの交流が描かれていて、ずいぶん意外に思いました。

小田実さんと言えば、体当り世界紀行「何でも見てやろう」や、鶴見俊輔氏らとともに立ち上げた「ベトナムに平和を!市民連合」通称「ベ平連(ベへいれん)」で知られる反戦運動家です。アメリカ入国拒否されてるとか、三島由紀夫を追い回したとか、いろんなエピソードで印象に残っている作家なので、瀬戸内寂聴さんとの長年の交流があると知ったのは、意外な思いでした。連載「あしたの夢」では、小田実さんの素顔も描かれていていました。
現在は、小田さんはガンで闘病中だそうです。

ホメロス「イリアス」の翻訳


ところで、もうひとつ小田実さんで意外に思ったことといえば、「ムーサよ、語れ」の出だしで知られるホメロスの「イリアス」の翻訳をしている、という話です。ガンと闘いながら、古代ギリシャの、あの長大な英雄叙事詩の翻訳をはじめているそうです。本人の話では、末期がんで、完訳は覚束ない、とのこと。小田さんは、東京大学でギリシャ語を学んだそうです。

小田氏のホームページにホメロス翻訳の動機が書かれています。なるほど、と思いました。

もっとも、小田氏とホメロスとのかかわりをはじめて知ったのは、河出書房の世界文学全集でした。私は「イリアス」をそれで読んだわけですが、そこに、「アガメムノンの顔」というタイトルの小田氏のエッセーがあって、随分意外に思ったことがあります。アキレウスのことを、純スイすぎて、どうひいきめに見ても、侍大将以上になれない人物と評していました。

昨日の夕刊の「文化」欄の『大波小波」によりますと、「すばる7月号」にその翻訳の一部が掲載されるとのこと。楽しみです。



※参考図書

すばる 2007年 07月号 [雑誌]

すばる 2007年 07月号 [雑誌] (雑誌)

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